今日から始めるわが家の食品ロス削減

食品ロスって?

食品ロスとは、本来食べられるのに廃棄されている食品を指し、事業活動に伴って発生する食品ロス(事業系食品ロス)と各家庭から発生する食品ロス(家庭系食品ロス)があります。

令和3年度には約523万トン(家庭系は約244万トン、事業系では約279万トン)の食品ロス量が発生したと推計されています。食品ロスを国民一人当たりに換算すると、「お茶碗約1杯分(約114g)の食べもの」が毎日捨てられているとされています。

家庭から発生する食品ロス量は、令和2年度に約247万トンでしたので約3万トン(約1.2%)減少しましたが、国で定めている目標値216万トンには遠く、食品ロス削減の視点をもってもう少し普段の生活を見直す必要がありそうです。

食品ロスを削減することは、生産、加工、流通、調理、廃棄物処理等様々な場面で排出される二酸化炭素排出量を削減することにも結び付き温暖化防止にもつながります。

まずは、「食品ロス量計算」チェックシートであなたのお宅の食品ロスの傾向を把握して、食品ロス削減のためにできることからはじめましよう。

令和3年度食品ロス発生量
食品ロス発生量の46%は家庭からでているよ。
国民一人当たりにすると、毎日、おにぎり1個分(114g)捨てていることになるんだって!

家庭から発生する食品ロスの内訳は

令和3年度の家庭系食品ロス約244万トンの内訳は、食べ残し105万トン、直接廃棄105万トン、過剰除去34万トンで、近年では過剰除去、食べ残しが減少している一方、直接廃棄は横ばいとなっているそうです。

※直接廃棄:未開封、手つかずの食品が食べずにすてられている
※過剰除去:野菜の皮を厚くむき過ぎるなど、食べられる部分が捨てられている

食品ロスはお金を捨てているのと同じですね・・・
令和4年度家庭系食品ロスの内訳

あなたのお宅の7日間のおおよその食品ロス量をチェックしてみよう

下のチェックシートであなたのお宅の食品ロスの傾向を把握して、食品ロス削減のためにできることからはじめましよう。

家庭からの食品ロス削減のためにできること

買い過ぎない
  • ・お買い物に行く前に、冷蔵庫や食品庫の食材をチェックして必要な分だけ買いましょう
  • ・「すぐに食べる」商品については、賞味期限や消費期限がより長い商品を選択的に購入するのではなく、陳列順に購入しましよう
  • ・食材を適切に保存しましょう
作り過ぎない
  • ・体調や家族の予定などを考えて、作りすぎないようにしましょう
  • ・作りすぎてしまったら、鮮度や衛生面に注意したうえで、リメイクするなど工夫して食べきりましょう
食べきる
  • ・作った料理は、早めに、おいしく食べきりましょう
  • ・外食やデリバリーサービスの際も、食べきれる分を注文して残さず食べましょう

賞味期限と消費期限

賞味期限

おいしくたべることができる期限
※期限が過ぎても食べられる場合があります。

定められた方法により保存した場合に、期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる期限。ただし、当該期限を超えた場合でも、これらの品質が保持されていることがある。
菓子、カップめん、缶詰等、日持ちする食品 など
賞味期限
消費期限

過ぎたら食べない方が良い期限

定められた方法により保存した場合、腐敗、変敗その他の品質(状態)の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限。
弁当、サンドイッチ、惣菜等、傷みやすい食品 など
消費期限
一度開封した食品は、表示されている期限にかかわらず、早めに食べてね
※当県民会議主催「いばらき食べきりレシピコンテスト」事業は令和5年度をもって終了しました。