脱炭素
9月1日は「霞ヶ浦の日」
こんにちは えこぴーです
8月も後半になりましたが、まだまだ暑い日が続きそうですね。
さて、9月1日は県が定めた「霞ヶ浦の日」です。
茨城県霞ケ浦環境科学センターのホームページによりますと、
「霞ケ浦の富栄養化の防止に関する条例」(平成19年度に霞ケ浦水質保全条例に改正)の施行1周年を記念し、昭和58年に毎年9月1日を「霞ヶ浦の日」と定めました、とあります。※1
また、7月第3月曜日の「海の日」から「霞ヶ浦の日」までを「霞ヶ浦水質浄化強調月間」と定めて、浄化活動の促進を図る様々な取り組みが行われています。
ところで、地球上にある14億k㎥もの水のうち、私たちが使える水はたったの0.01%と言われています。※2
この貴重な水を繰り返し使うためには浄化処理が必要ですが、水質浄化には膨大な電力を要し、温室効果ガスが排出されているそうです。
国土交通省のホームページによりますと、※3
- 下水道分野では約530万t-CO2(2019年度実績)の温室効果ガスが排出されている。
- この排出量の内訳としては、処理場での電力消費量(約72億kWh)が約54%を占め、ポンプ場での電力消費、燃料使用を合わせると、全体の約65%に相当する。その他、水処理工程におけるCH4 、N2O排出や、汚泥焼却工程におけるN2O排出が一定量を占める。
とあります。
なお、下水汚泥に含まれる有機物の再エネ化など、国においては、下水処理場における脱炭素化の推進を図る動きもありますが、まずは、使用した水はできるだけ汚さないで戻すことが大事です。
食器や鍋の油汚れは、紙などで拭き取ってから洗う、洗剤は適量使う、シャワーや歯磨きの時に水を流しっぱなしにしない等、既に実行されている方も多いと思いますが、この機会に改めて水質浄化、生活排水について考えてはいかがでしょうか。
〇出典・参考ウェブサイト
「霞ヶ浦の日」とは(茨城県霞ケ浦環境科学センター) ※1
令和6年度霞ヶ浦の水質概況について(令和7年6月16日) (参考)
環境省 生活排水読本 ※2
酷暑や大雨による災害の発生など、温暖化の影響は私たちの暮らしを脅かしています。他人事ではありませんね。